Swing Band TAKETOYO
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rollin' stone

 今日はついに定期公演の日。

そんな日でも俺の朝はいつもと変わらない。

パジャマで着ていたネグリジェを脱ぎ捨て、
SBTのTシャツを着る。
その上に、クマさんのアップリケが付いた革ジャンを羽織り、
白鳥の付いたチュチュを履き、
朝食の用意されたテーブルへ向かう。

今日の朝食もTボーンステーキ。
朝食はいつも、このTボーンステーキを500グラムいただく。

朝から500グラムはキツいって?
何度言っても焼き加減を間違える、ウチのオフクロに比べたら、
こんなのチョロいもんさ。


腹ごしらえが済んだらリズムセクションのメンバーと合流だ。

俺の家のベルを鳴らす音が聞こえる。

一番乗りはコイツ、グッチだ。

俺と一緒のドラマー、グッチ。

世界中を駆け回るコイツは、いつも異国の美女を2〜3人はべらせている。
今日も葉巻をくわえながら、昨日ゲットした女の肩を抱き、俺の家の前に立っていた。

グッチと一緒に家を出る。

近所のマディソンスクエアガーデンを通ると俺の相棒達、
ベーシストの3人が集まっていた。

昨日の夜、カジノで大勝ちしたコウイチは総金歯になっていた。
アメリカンドリームってやつだ。

マーカス・ミラーの再来といわれるコウヘイは、
ベースを股に挟み、魔女みたいに飛んでいた。
そういえば、マジックが得意だったな。

最後のベーシストはハジメ。
日本の名ベーシスト、いかりや長介の最後の弟子というハジメは、俺に会うなり、
「よ!ナオキ。いいかげんクマさんのアップリケなんかやめて、ウサギさんのアップリケにしろよ」だとさ。
馴れ馴れしいけど、どこか憎めないのがハジメだ。


マディソンスクエアガーデンを通り過ぎ、ニューオーリンズに着くと、
リズムセクションの紅一点、ピアノのマチがジャズバーで酒を飲んでいた。
こんなにマティーニの似合う女は見たことがない。


ジャズバーを出る階段を上がる時は、もちろんレディファースト。

マチから先に上がらせる。

下から見る景色は絶景だ。

レディファーストって文化ができたのは、きっと階段を上がるところから始まったんだな。





マチと合流した俺達は、自由の女神像へと向かう。
そこにはギタリストの2人、トシヒコとバンチョーがいた。

この2人は名コンビだ。
どんな事件も解決してくれる。

バンチョーがトシヒコに向かって、
「お前なんか男じゃない!女だ!トシコだー!」
と言うと、
トシヒコの顔つきが変わり、事件は一発解決。
まるでトミーとマツみたいな2人だ。


自由の女神像から海を眺めていると、
船がこちらに近付いてくる。
パーカッションのタケシだ。

さっきまで釣りに行っていたのか、
タケシの隣には松方弘樹がマグロを抱えて立っていた。


これでリズムセクションのメンバーが揃った。
あとは集合場所のホワイトハウスまで行くだけだ。


ホワイトハウスには俺達の音楽監督、マナブが待っている。

マナブはクリントン元大統領と、モニカ・ルインスキーの現在について話しながら、
俺達のことを待っていた。

マナブは俺達に気が付くと、クリントンに別れを告げた。

最近、練習を全くしていない俺達はマナブが話し出す前にこう言った。


「監督、何もしていない人を怒ることってありますか?」と。


そしたらマナブ、


「まさか、何もしないで怒るなんて理不尽なことしないよ」


だって。


だから、だからこう言ってやったのさ。


「監督、俺達全く練習していません」ってね。



 俺達はウィットに富んだアメリカンジョークにテンションを上げ、
全員、マナブの乗るハマーに乗り込んだ。

そういえばマナブ、ゼネラルモーターズの社長もやってたんだったっけ。


さあ、ゆめたろうプラザに出発だ!



アメリカの空気をたっぷり吸った俺達のステージ、楽しみにしてくれよな!



at 07:53, えすびーてぃーぶらざーず, 活動日記

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